« 妙心寺 塔頭 退蔵院(たいぞういん) | トップページ | 妙心寺 塔頭 大心院(だいしんいん) »

2006.05.19

妙心寺 塔頭 桂春院(けいしゅんいん)

20060519_01_1 20060519_02_1 20060519_03 濃萌黄に染まる木々に包まれた桂春院方丈が高台にひっそり佇む。唐門より方丈、渡廊下、書院へと導く動線に合せ、高低差を巧みに利用した庭園が様々な風景を演出し、方丈には緑彩る葉先が迫り広縁に自然の気配が充満する。

方丈を南東に南庭「真如の庭」東庭「思惟の庭」書院の前庭「侘の庭」がある。
「見方」の異なる三種類の庭園は、観賞と行為が融合した手法が施され異なる表情を醸し出す。

円弧を描くツツジの刈込みが傾斜を覆い、一面に広がる杉苔の絨毯にはさりげなく庭石を配する観賞の庭「真如の庭」

東縁の生垣が水平線を描き東縁と庭を隔て、梅軒門脇の生垣が方丈と書院の領域を示す。左右の築山に十六羅漢石、中央に座禅石を配し動線は書院の前庭に導かれる。東縁からの観賞と庭を巡る行為が融合した庭「思惟の庭」

梅軒門を潜ると飛び石が書院の奥へと続き、猿戸によって外露地と内露地に分かれる。茶室「既白庵」に導く露地の庭「思惟の庭」

方丈から「真如の庭」を眺め「思惟の庭」から梅軒門を潜り書院前庭「侘の庭」へと繋がる。観賞から行為へ、三種類の庭園はアプローチへと変化する。全ては、隠された茶室「既白庵」を暗示するために。

Dsc060519_p50 マイフォト:060519_妙心寺 塔頭 桂春院(その他の写真)


Dsc060519_s50_1 マイスケッチ:050000_スケッチ(その他のスケッチ)


創建:慶長三年(1598年)織田信忠の次男、津田秀則により見性院としてして創建。
秀則の死後、美濃の豪族、石河貞政が寛永九年(1632年)桂南守仙和尚を請じて桂春院と改名。
宗派:臨済宗妙心寺派
建築:方丈(禅宗方丈建築)書院建築、茶室(既白庵)
庭園:清浄の庭、思惟の庭、真如の庭、侘の庭
拝観 : 通常公開 9:00〜17:00 400円


mapion_logo Mapion:京都府京都市右京区花園寺ノ中町




|

« 妙心寺 塔頭 退蔵院(たいぞういん) | トップページ | 妙心寺 塔頭 大心院(だいしんいん) »

コメント

初めまして。お邪魔します。
緻密なスケッチに驚きました。
すごいですね~
旦那も建築士なのですが
建築の精神分野が何か違うような気がします(笑)
崇高な雰囲気ですね!

私も「京都とかけて今日とととくその心は~」
というブログを書いています。
本当はしかけ絵本のブログにしようと思ったのですが
京都日記になりました^^

ではまた~お邪魔しました。


投稿: りな | 2006.05.24 13:31

■りなさん>
はじめまして、コメントありがとうございました。
最近更新をはじめました。これからも京都の魅力あ空間を紹介して行きたいと思います。これからも宜しくお願いします。

投稿: アツマサ | 2006.06.03 01:16

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/94586/10145520

この記事へのトラックバック一覧です: 妙心寺 塔頭 桂春院(けいしゅんいん):

« 妙心寺 塔頭 退蔵院(たいぞういん) | トップページ | 妙心寺 塔頭 大心院(だいしんいん) »